現在、東京・多摩地区では東京外国大学、東京農工大学、電気通信大学、東京学芸大学が採択年度は違うものの、大学の世界展開力強化事業に採択されています。この度、東京農工大学の堤理事の発案により、平成29年2月23日(木)15時半より、東京農工大学50周年記念ホールにて4大学による情報交換会が開催されました。
当日は4大学の担当理事、副学長、教員、コーディネーター及び職員計26名が出席、以下の式次第により会が進行されました。
1. 開会挨拶(東京農工大学・堤正臣理事)
2. 各大学による採択プログラムの実施状況等についてのプレゼンテーション
- ① 平成25年度採択「AIMSプログラム」(東京農工大学・岡山隆之教授)
- ② 平成27年度採択「日本と中南米が取組む地球的課題を解決する文理協働型人材育成プログラム」(東京外国語大学・波塚奈穂コーディネーター)
- ③ 平成28年度採択「日本発信力強化に貢献するミャンマー・ラオス・カンボジア知日人材養成プログラム」(東京外国語大学・鈴木玲子教授)
- ④ 平成28年度採択「東アジア教員養成国際シンポジウムとコンソーシアムの過去・現在・未来」(東京学芸大学・下田誠准教授)
3. 意見交換
4. 全体総括(電気通信大学・中野和司理事)
5. 閉会挨拶(東京外国語大学・岩崎稔理事)
6. 懇親会
意見交換では「東南アジア留学に対する学生のやる気を引き出すにはどのようにすればよいか」という東京学芸大学からの質問に対し、「いきなり学生に中期留学を勧めるのではなく、まずは短期派遣プログラムを経験してもらう。この方法により、短期留学経験者からセメスター派遣学生が多数輩出されている」との成果が東京農工大学より紹介されました。
東京外国語大学からは、そもそも留学志向を持って入学する学生が多いという有利な点がある一方で、私費による多数の自由留学生の把握が課題となっているという興味深いコメントも披露されました。