派遣
(1)短期型:異文化交流プログラム
中南米諸国の大学に、4週間程度派遣します。派遣する学生は、東外大・電通大(学部生・大学院生)、農工大(大学院生)。派遣に当たっては、次の取組を実施します。
- 東外大において中南米諸国の文化・社会経済、初級の語学研修、科学リテラシーや危機管理などの事前教育を実施。
- 3大学協働で課題解決型のワークショップを実施し、異分野学生間の交流及び中南米諸国の課題を共有。
- 派遣先大学での実践的な現地研修を組み入れた4週間のプログラムを実施。
- 帰国後、事後教育として報告会を開催。
プログラム修了者には、単位を付与します。
(2)中期型:地域理解プログラム
中南米諸国の大学に、単位修得を目的として1~2セメスターの派遣プログラムを実施します。派遣する学生は、東外大(学部生・大学院生:1~2セメスター)、農工大・電通大(大学院生:1セメスター)とします。派遣に当たっては、次の取組を実施します。
- 東外大で開講するスペイン語・ポルトガル語初級コース(4週間)、中南米の 文化・社会経済、科学リテラシー、危機管理などの事前教育を実施。
- 大学の協働により環境、資源エネルギー、食料、社会・経済開発等の中南米に関する課題を設定し、その課題ごとにトリプレットを構成して、事前協働セミナーを実施。トリプレットにおいて、課題設定、解決手段の設計、実現、評価を通して、新しいビジネスや社会的価値を創出する仕組みを構築。
- 派遣先大学でのセメスターの留学プログラムを実施。農工大・電通大の学生は後期での派遣を、東外大の学生は派遣先大学の学年暦にあわせた派遣を予定しており、10単位を標準に学生の専門分野に関する科目を履修。
- 中南米諸国の企業システムの学修や専門分野の社会実装の実情を把握するため、JACTOグループなど現地企業でインターンシップ(2週間~1か月程度)を実施。
- 異分野の理解を深め、総合的な見地から議論する能力を醸成するため現地での相互報告会を開催。
- 帰国後は、3大学協働でトリプレット単位の成果報告会を実施
プログラム修了者には、3大学共同で修了認定書を授与します。
(3)長期型:ダブルディグリープログラム
【派遣・受入れ】
学位取得を目的として 1 年間以上の学生派遣・受入れを実施します。対象学生は、3大学ともに大学院生とします。派遣・受入れは、派遣先・受入れ先大学の大学院課程に従います。東外大は、グアナフアト大学(メキシコ)、電通大は国立工科大学(メキシコ)、農工大は、チャピンゴ自治大学(メキシコ)とのダブルディグリーの実施を目指します。なお、チャピンゴ自治大学はすでにラ・モリーナ国立農業大学(ペルー)と大 学院課程でのダブルディグリーを実施しており、農工大もこのスキームを活用してダブルディグリーを実施します。なお、派遣にあたっては、東外大で開講するスペイン語・ポルトガル語初級コース(4週間)、中南米諸国の文化・社会経済、科学リテラシー、危機管理などの事前教育を実施します。